G.T.
5月13日(日)、復活節第5主日。
汚れなきマリア修道会(女子修道会)の約20名のシスターたちがカトリック小金井教会を訪れました。同修道会創立200周年の記念を祝っているシスターたちは私たちと共に10時のミサにあずかり、聖体拝領の際にベトナム語の聖歌を歌ってくださいました。
歌詞は分からなかったが、シスターたちの透き通ったきれいなアカペラの歌唱で、神聖な聖体拝領にふさわしく、美しいメロディーの聖歌を心から歌われていたのがよく伝わり、とても素晴らしかったです。
ミサ後、一人のシスターと会話していた時、素晴らしい歌を聞かせていただいてありがとうと、わたしが言おうと思ったところ、「小金井教会の皆さんはすごいですね。ミサで聖歌を歌っていた時、皆さんの力強い歌声で心から神さまをほめたたえているのをよく伝わってきました。感動したよ。」と、シスターが本当に感心した様子で先に言いました。
旧約聖書から新約聖書まで、確かに聖歌を歌うことについての記載と教えがたくさんありますが、聖歌を歌うことによって何が得られるのか使徒パウロの手紙から教わることができると思います。
「キリストのことばがあなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。」(コロサイ3・16)
教えと学びと共に、聖歌を歌うことによって、キリストのみことばに深く根ざすことができるのです。
また、「酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。むしろ、霊に満たされ、詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。」(エフェソ5・18-19)
わたしたちは一つの共同体として、神さまに向かって心からほめ歌うことによって、お互いに励み合い、お互いの信仰を強め合うことができます。
心から聖歌を歌いなさいと、使徒パウロはわたしたちに教えただけではなく、ご自身もそのようにしていました。パウロとシラスは福音宣教のため、鞭で打たれ、牢に投げ込まれ、足に足枷をはめられた時、彼らは何をしてましたか?そう、神さまに向かって歌っていました!
「真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌を歌って神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。」(使徒言行録16・25)
困難や試練に立ち向かう時にも、主の喜びに包まれ、主に向かって聖歌を歌うことによって必要な霊的力がつけられます。
使徒ヤコブもこう教えました。
「あなたがたの中で苦しんでいる人は、祈りなさい。喜んでいる人は、賛美の歌を歌いなさい。」(ヤコブ5・13)
主の愛と恵みに生きているわたしたちは常に聖歌を歌うことが必要で、重要だと確信しています。今日も明日も、永遠に主に向かって心からほめ歌いましょう!