9月21日

聖マタイ使徒福音記者(祝日)

 マタイはカファルナウムに生まれ、イエスに招かれたときは徴税人であった(マタイ10・3参照)。ヘブライ語(アラム語)で福音書を書き記し、東方で福音を宣教したと伝えられている。(『毎日の読書』より)


第一朗読 エフェソ4・1-7、11-13

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

 

皆さん、4・1主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、2一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、3平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。4体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。5主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、6すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

7しかし、わたしたち一人一人に、キリストの賜物のはかりに従って、恵みが与えられています。

11そして、キリストはある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。12こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、13ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。

 

答唱詩編 詩編19・2+3、4+5

 

 天は神の栄光を語り、大空はみ手のわざを告げる。

 

19・2天は神の栄光を語り、
大空はみ手のわざを告げる。
3日は日にことばを語り継ぎ、
夜は夜に知識を伝える。

4ことばでもなく、話でもなく、
その声も聞こえないが、
その響きは地を覆い、その知らせは世界に及ぶ。
5神は天に太陽の幕屋をすえられた。

 

福音朗読 マタイ9・9-13

マタイによる福音

 

そのとき、イエスは9・9通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。10イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。11ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。12イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。13『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

 

 

◇ 聖書本文は(一財)日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。